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探偵コラム

結婚詐欺がアプリ上でも発生!実際の手口や対策法を解説します

結婚をほのめかしてターゲットから金品を巻き上げるのが、結婚詐欺です。インターネット技術が進んだ最近では、スマホにダウンロードしたアプリを使って、簡単に婚活ができるようになりました。
しかしアプリ上でも結婚詐欺が発生しているので、注意しなければいけません。
今回は婚活アプリ上で起こる結婚詐欺を取り上げ、実際の手口や対策法について解説します。

結婚詐欺がアプリ上でも起こっている!実際におこなわれる手口

まずはアプリ上で実際におこなわれている、結婚詐欺の手口について見ていきましょう。

相手からメッセージや“いいね”が届く

婚活アプリに登録した後、相手からメッセージや“いいね”が届きます。プロフィールをチェックすると、男性の場合は「高学歴」「商社勤務」「年収1000万円」など、女性の場合は「趣味は料理」「頼れる男性がタイプ」などと書かれていることが多いでしょう。
特にこれまでアプリ上でタイプの異性と巡り合えなかった場合、「もうこの人しかいない!」と気持ちが高揚し、相手と積極的なやり取りが始まってしまいます。

メッセージやビデオ通話を通して関係が深まっていく

最初のやり取りからさらに、メッセージやビデオ通話を通して2人の関係性が深まっていくでしょう。結婚詐欺師はターゲットとなる人物の趣味や理想の相手を事前に調べており、またメッセージやビデオ通話の中からも巧妙な手口で聞き出します。
理想の結婚相手を演じ続け、ターゲットの気持ちを一気に引き付けるのが特徴です。

早急な交際が始まる

2人の関係が深まると、早急な交際がスタート。ほとんどの結婚詐欺師は、できるだけ早くお金を巻き上げて立ち去りたいと考えています。詐欺行為をした後で、自分につながる証拠を残したくないためです。
そのため早い段階で詐欺師側から、交際を申し込まれるようになるでしょう。「まだ交際は早いよ」と渋ると、詐欺師によっては早々に立ち去ってしまうかもしれません。
交際中も詐欺師は理想の結婚相手を演じ続けます。男性の場合は頻繁にプレゼントを買ってくれたり、おしゃれな雰囲気のレストランへ連れて行ってくれたり、夜景がきれいな場所へドライブしたり。女性の場合は自宅へ来て料理や掃除、洗濯などの家事をこなすなど、とにかく献身的な行動に努めます。

お金の無心をされる

相手のことをすっかり信用しきった矢先、突然お金の無心が始まります。「実は借金があって、結婚前にきれいに清算したい」「親が重篤な病気になってしまい、まとまった金額の手術費用が必要」「仕事上で大きなミスをしてしまって、いますぐに補填しなければいけない」など、さまざまな理由を付けてお金を要求してくるでしょう。
一度で多額のお金を要求するケースもあれば、「今月、ちょっと生活費が足りなくて」と、数万円を何度かに分けて請求してくるケースもあります。
いずれの理由も結婚をエサにしているため、「断ったら、結婚がダメになってしまう」と思い込み、相手に言われるがままお金を渡してしまうのです。

突然いなくなってしまう

お金を渡すと、詐欺師は突然いなくなってしまいます。住んでいたアパートやマンションは解約されたり、そもそも聞いていた住所に住んでいなかったりする場合もあるでしょう。
携帯電話は解約され、LINEやインスタグラムといったSNSのアカウントは削除されています。
連絡を取りたくても取る手段がなく、そのまま泣き寝入りとなるケースが少なくありません。

アプリ上で起こる結婚詐欺の対策法

続いてはアプリ上で起こりうる、結婚詐欺の対策法を紹介します。

貯金額や収入を教えない

1つ目は相手に自分の貯金額や収入を教えないことです。結婚詐欺師の目的はお金。当然お金をたくさん持っている人をターゲットに定めます。
アプリ上でやり取りをしているときや、アプリ外でやり取りをしているときに、相手から貯金額や収入を聞かれても、絶対に教えないようにしてください。もちろん本当に結婚する健全な相手であれば、将来的にお互いの貯金額・収入を知っておくことは考えられます。
しかし出会ったばかりの人に、自分の資産に関する情報を伝えるのは絶対に止めましょう。

名刺をもらう

詐欺師が男性の場合、医師や弁護士、商社勤務といった高スペックな職業を偽ることが少なくありません。本当にこれらの職業に就いていれば、名刺を必ず持っているはず。「名刺が欲しい」と言ってみましょう。
その場で名刺をもらえなかったり、次に会ったときももらえなかったりする場合、結婚詐欺師の可能性が高まります。
また仮に名刺をもらえたとしても、安心はできません。偽造されている可能性があります。
念のため名刺に記載されている連絡先に電話をして、相手が在籍しているかどうかを確認してください。

家族や友人に相談をする

3つ目は家族や友人に相談することです。結婚を考えている相手に夢中になってしまうと、冷静な判断ができなくなってしまいます。
落ち着いて考えたり、客観的に見たりすると「おかしいな?」とわかるようなことでも、いざ渦中にいると判断できなくなってしまうものです。
そのため家族や信頼できる友人に、気になる相手のことを話してみましょう。客観的な立場から、結婚詐欺がわかるようなアドバイスがもらえるかもしれません。

一緒に写真や動画を撮る

結婚詐欺師は身元を知られるのを極端に嫌がります。そのため「一緒に写真やビデオを撮ろう!」と誘ってみてください。
詐欺師でなくても写真やビデオ撮影を嫌がる人はいますが、交際相手や結婚を考えている相手であれば、多少は撮らせてくれるはずです。
絶対に撮らせてくれなかったり、撮らせてくれたとしても写真やビデオの消去を求めてきたりする場合、結婚詐欺師を疑ってみましょう。

探偵事務所へ調査を依頼する

最近の結婚詐欺師は非常に巧妙な手口を使用し、素人ではなかなか見抜けないケースも珍しくありません。
最もおすすめの方法の一つが、探偵事務所への調査依頼です。専門的な調査スキルを駆使して、気になる相手が詐欺師かどうかを見抜いてくれます。

まとめ

気軽に利用できるスマホのアプリでも婚活はできますが、結婚詐欺被害も発生しているので注意が必要です。被害を防ぐためには今回紹介した手口や、対策法を理解しておくことが求められます。
多くの探偵事務所では初回相談を無料としているため、アプリ上で知り合った相手で気になることがあれば、気軽に相談してみてください。

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