ストーカーへの対策とは?被害に合わない方法も一緒に解説します
付きまといや待ち伏せ、電話、メッセージの送信など、あなたの意思とは反する嫌がらせ行為を行うのがストーカーです。
ストーカーからさまざまな嫌がらせ行為を受けると身体的にも、そして精神的にも疲弊をしてしまいますよね。なるべく早く状況を解決したいものです。
今回はストーカーへの対策法と、被害に合わないためにできることを一緒に解説します。
ストーカーとは付きまといをする人のこと
もともとストーカーとは、付きまといをする人のことを指します。英語のstalk(付きまとう)から付けられました。
日本におけるストーカーが意味するものは付きまとい以外にも乱暴な言動、面会や交際の要求、電話やメッセージの送信など含まれます。嫌がらせ行為全般ということですね。
ストーカーが嫌がらせ行為をする理由はさまざまです。
フラれた相手に未練があって付きまとう、好きな相手に気持ちを伝えたくて付きまとったり何度も電話をしたりする、または何かしらの理由で怨みを持っている相手を困らせようとして、汚物を送り届けるなど多岐に渡ります。
ストーカー規制法に該当する8つの行為
現在日本ではストーカー規制法に基づいて、ストーカーの取り締まりが行われています。規制法は2000年に施行されました。
規制法が定めているストーカー行為は全部で8つあります。
学校や職場からの帰り道を付きまとったり、待ち伏せしたりする行為、相手のことをいつも見ていると監視の旨を告げる行為、面会や交際を何度も要求する行為、大きい声でどなったり物に強くあたったりする行為、電話やメッセージ、ファックスなどを繰り返す行為、プレゼントや汚物を送り付ける行為、文書やメール、ネット等を使用して相手の名誉を傷つける行為、そしてわいせつな写真などを送り付ける行為です。
ストーカー規制法の対象となるには、上記の嫌がらせ行為が繰り返し行われることが求められます。
つまり1回のみの行為では、ストーカー規制法には該当しないということですね。
ストーカー被害に遭ったらどうする?5つ対策法
もし付きまといや待ち伏せなどの嫌がらせ行為を受けたら、どのように対処すれば良いのでしょうか。
主な対策法を全部で5つ見ていきましょう。
過剰に反応しない
まずは嫌がらせ行為に対して過剰に反応しないことです。嫌がらせを受けている最中は怒りや不安な気持ちからパニックになり、過剰に反応してしまうかもしれません。
しかし過剰な反応は禁物です。
反応した内容によってはストーカーを喜ばせたり、反対に怒らせたりするかもしれません。
過剰な反応によって嫌がらせ行為をエスカレートさせる可能性があるので、過剰に反応するのは止めましょう。
外出時は誰かと一緒に行動する
嫌がらせ行為を受けている期間は、外出時は誰かと一緒に行動するようにしましょう。ストーカーはあなたが一人になったことが分かると、より一層のアプローチをしてくる可能性があります。
しかし外出時は常に誰かと一緒に行動するのは、人によっては難しいかもしれません。
人通りの多い場所を歩くようにする、暗くなってからは外出をしない、どうしても夜間外出する場合はスマホで誰かと話しをしているフリをすると良いでしょう。
ストーカーと話し合いをして解決する
嫌がらせ行為をしている相手が分かっている場合は、話し合いをして解決させる方法があります。
あなたが嫌がらせ行為を受けて迷惑していることを伝え、今後一切嫌がらせ行為を行わない約束を取りましょう。再度同様の行為があった場合は、警察に相談する旨を伝えるのも有効です。
相手と話し合いをする場合は、絶対に一人で行くことは避けてください。言った・言わないの話しになったり、逆上した相手から被害を受けたりする可能性もあります。
信頼できる誰かと一緒に話し合いをしましょう。
警察に相談する
前述したストーカー規制法に基づいて捜査などを行うのは警察です。警察に相談することで警告や禁止命令、検挙などの規制法に基づいた各対処を行ってくれるでしょう。
とはいっても常にたくさんの事件を抱えている警察は多忙で、相談内容によってはすぐに捜査をしてくれないことも少なくありません。
特にストーカーの相手が分からなかったり、嫌がらせ行為の証拠がなかったりすると尚更です。
探偵事務所に相談する
探偵事務所でもストーカー相談ができます。
先に述べたように警察はストーカーの身元や嫌がらせをされた証拠がないと、動いてくれないこともあります。そのような時は探偵事務所に依頼をしてみましょう。
嫌がらせをしている相手の素性だけでなく、実際に嫌がらせ行為を受けた証拠を写真や映像としてつかんでくれます。
豊富な実績と高い調査スキルを駆使して、効率的に欲しい情報を得られるでしょう。またストーカーに対してどのように対処すれば良いのかアドバイスもしてくれるため、心強い存在と言えますね。
ストーカー被害を未然に防ぐためにできること
最後にストーカー被害を未然に防ぐためにできることを紹介します。
行動パターンを変えてみる
まずは行動パターンを変えてみることです。通勤ルートや良く買い物をするスーパー、帰りに立ち寄るお店などが同じだと、ストーカーに行動パターンを読まれてしまいます。
通勤ルートや良く立ち寄るお店を変えてみるなど、行動パターンを一定化させないことが大切です。
SNSで個人情報をさらさない
FacebookやTwitterなどのSNSで、個人情報をさらさないように注意しましょう。
電話番号や住んでいるエリアはもちろんのこと、投稿する画像などからも個人情報につながるヒントがストーカーに渡るかもしれません。
投稿内容をしっかり吟味する、そして公開する相手を限定することなどが有効です。
まとめ
ストーカーからの嫌がらせ被害に遭ったら過剰に反応しない、外出時は誰かと一緒に行動する、相手と話し合いを持つなどの対策が有効です。
警察に相談する際はストーカーの素性や嫌がらせを受けた証拠があるとスムーズですね。探偵事務所に依頼をすれば、効率良く得られるでしょう。
初回相談は無料の事務所もあるので、気になったら気軽に相談してみてはいかがでしょうか。