付きまといの目的とは?あなたの身を守るための方法も解説します

「仕事からの帰り道で、知らない人から尾行されるようになった」「一度だけ話しした人に、行く先々で付きまとわれるようになった」など、他人からの付きまとい行為で悩んでいる人はいませんか?
相手のことを知っている・知らないに関わらず、行く先々で付きまとわれるのは気持ち良いものではありません。
そもそも彼らが付きまといをする目的は何なのでしょうか。目的を理解することで、付きまといを止めさせるヒントを得られるかもしれませんね。
今回は付きまといの目的と、あなたの身を付きまといから守るための方法を解説します。
付きまといをする主な目的
付きまといをする相手の目的はさまざま。まずは主な目的を全部で4つ見ていきましょう。
別れた相手に未練を持っている
まずは過去に結婚や付き合っていた相手に、別れた後にもまだ未練を持っていることです。
何かしらの理由で別れることになっても、まだ別れた相手に未練を抱えており、関係を修復することが目的で付きまといをすることがあります。
被害に遭う側は付きまとう相手の顔や素性、性格などを理解しているものの、平穏な生活が脅かされることに恐怖を感じることでしょう。
あなたに恋愛感情を抱いている
2つ目はあなたに恋愛感情を抱いていることです。職場の同僚や学校の同級生など知っている相手だけでなく、一度も話しをしたことがない相手が付きまとい行為に及ぶこともあります。
街中で偶然見かけたあなたを「運命の人」と勝手に錯覚し、付きまといをする人もいるのです。
あなたの住んでいる場所や交友関係、生活スタイルを知りたい、またはあなたと話しをするチャンスを得るために付きまといを行います。
恋愛感情が怒りの感情に変わった
上記で紹介した2つのケースは、いずれも恋愛感情から付きまといとするパターンです。
しかしいくらアプローチをしても振り向いてくれない、思ったような反応を示してくれないと、人によっては恋愛感情が怒りの感情に変わることも。
「こんなにアタックしているのに応えてくれないなんて、許せない!」など、怒りの感情に変わって付きまといをすることもあるのです。
あなたに嫌がらせをしたいと思っている
最後はあなたに嫌がらせをしたいと思っていることです。
嫌がらせをしたいと思う原因はさまざま。「自分よりも生活環境が恵まれている」「会社の成績が自分よりも上で妬ましい」「街中で通りすがりに肩がぶつかった」など、思いもしないことが理由となって、付きまといの被害に遭う人もすくなくありません。
付きまといはストーカー規制法の対象となる
現在の日本では付きまとい行為は、ストーカー規制法の対象となります。ストーカー規制法は2000年11月に施行されました。
対象となる行為は付きまといを含めた、全部で8種類。監視や面会の要求、脅し、無言電話、文書やネットで名誉を傷つける内容をさらすことなどです。
ポイントは上記の行為が繰り返し行われること。たった1度の行為はストーカー行為とは認められず、何度か繰り返されることが求められます。
付きまとい行為を放置しておくのは危険
「付きまとわれても、放っておけばそのうち収まるだろう」と考えている人はいませんか?付きまとい行為を放置しておくのは危険なので止めましょう。
付きまといをする相手は精神的に不安定だったり、物事の考え方や捉え方に偏りがあったりすることも少なくありません。
「何も反応を示さないのは、アピールが足りないからだ」「きっと照れているのだ」など、反応を無視したことに対して間違った解釈をしてしまいます。そしてさらに迷惑行為がエスカレートしていくことでしょう。
また怒りや怨みの感情がベースとなっている場合は、さらに注意が必要です。あなたの身体を傷つけるような行為に及んだり、最悪の場合、命の危険に関わる事態に発展したりするかもしれません。
あなたの身を守る!付きまといを止めさせるための方法
付きまとい行為からあなたの身を守るためには、どのような対策をすれば良いのでしょうか。
主な方法を見ていきましょう。
特に夜間は人通りの少ない場所は歩かない
普段からなるべく人通りの多い場所を歩き、そして特に夜間は人通りの少ない場所を歩かないようにしましょう。
周囲に目がない場所で付きまとわれると、何かあった際に助けを呼ぶことができません。
もし移動中に付きまといの不安を感じた場合は、近くにあるコンビニや交番、民家などに遠慮せず駆け込んでください。
付きまといに遭った記録を残しておく

2つ目は付きまといの被害に遭った記録を残しておくことです。被害に遭った日時や詳しい内容などをメモに残しておきましょう。
後々警察へ相談する際の参考資料となります。
警察に相談する
前述したように繰り返される付きまとい行為は、ストーカー規制法の対象です。警察署へ直接出向く他、警察相談専用窓口#9110に電話をして相談することもできます。
ただし警察は実際に付きまといの被害に遭っている具体的な証拠がないと、スムーズに捜査を開始してくれないこともあるので注意が必要です。
探偵事務所に調査を依頼する方法もある
ストーカー規制法に基づいた捜査や介入をするのは警察ですが、探偵事務所に調査を依頼する方法もあります。
付きまといをしている相手の素性の他、実際に付きまといをしている場面を証拠として写真や動画に収めてくれます。
相手の素性や付きまとい行為の証拠があれば、警察に相談をした際にスムーズに捜査をしてくれるようにもなるでしょう。
まとめ
付きまとい行為をする目的は恋愛感情や恋愛が叶わなかったことへの怒り、そして思いもしないことが理由となった怨みなどさまざまです。
付きまといが繰り返し行われる場合はストーカー規制法の対象となり、警察の捜査と介入を受けられます。しかし付きまといの具体的な証拠がないと、スムーズに捜査を始めてもらえないこともあるので注意しましょう。
探偵事務所に依頼をすれば付きまといをしている相手の素性や、実際の付きまとい行為に関する証拠をつかんでくれます。
初回相談は無料としている場所もあるので、気になった人は気軽に相談してみてくださいね。