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探偵コラム

探偵はどうやって浮気調査を行うの?浮気調査前に知っておきたい知識とは

探偵ではさまざまな自分で調べるには限界のある調査を依頼できますが、その中でも配偶者の不貞行為の有無・証拠を集める「浮気調査」は利用する方の多いものです。一緒に過ごしている配偶者とはいえ、相手にバレないように浮気の証拠を自分で集めるのは労力がいるもの。のちに慰謝料請求や裁判、交渉の材料となる証拠は慎重に集めなくてはなりません。しかし、個人では限界のある浮気調査ですが探偵はどんな方法で調べるのかご存じですか?探偵ではさまざまな自分で調べるには限界のある調査を依頼できますが、その中でも配偶者の不貞行為の有無・証拠を集める「浮気調査」は利用する方も多いものです。

浮気調査の方法は基本的に3つ

前提として浮気調査を行う手段は、2007年に制定された「探偵業法」に基づいて行われます。「探偵だから」といってどんな方法を使ってでも情報を入手してよいわけではなく、この探偵業法に則って法律の範囲内で活動することが義務付けられているのです。

探偵や興信所の調査員が行っている調査方法は、基本的に3種類に分かれます。この3つの調査方法を詳しく見ていきましょう。

調査対象を追い、情報を得る「尾行」

まずは調査の対象者のあとをつけて情報を得る尾行です。この尾行は実際に探偵が行っている映像などがyoutubeにアップされていますが、これを見てみると相手に尾行が分からないように変装し、距離を詰めたり離したりして相手の動向を探っています。尾行は記録することが大切であるため、ビデオを回すこともありますが周囲の人間は調査員の存在に気付きません。それほど、「隠れる能力が高い」ことが伺えます。

尾行は例外を除き、調査対象者が徒歩なら徒歩で、自家用車なら車で行われます。途中バスやタクシー・電車を使えば臨機応変に尾行する手段を換えなくてはなりません。車で行う尾行は、ターゲットとなる車両の真後ろに付けることはほとんどなく、一般車両を挟んで行われます。こうして考えるだけでも、相当なドライビングテクニックが必要なことが分かりますね。

尾行というと「後ろから追う」イメージが強いですが、一方通行の道であったり往来の多い通りであったりすればその限りではありません。車道を挟んだ反対側歩道から尾行したり、前方から尾行したりなど、さまざまな方法でターゲットの位置を確認します。この尾行では主に

・調査対象者の行動パターン

・浮気相手の素性

などを知ることができます。

調査対象エリアや建物を観察する「張り込み」

浮気調査を行うと、浮気相手と調査対象者が建物内に入ることがあります。このとき、尾行できない建物に二人が入っていくと、出入り口で張り込みを行うのが常です。張り込みの方法は主に

・車両張り

・立ち張り(点張り)

という2種類に分かれ、文字通り車の中で張り込みをするもの、その場に溶け込むような変装をした上で歩行者に紛れ立って張り込みするものを指します。もちろん駐車禁止箇所では車は停車させられませんし、立ち張りに変えたとしても調査対象者にバレないようにするのはもちろん、周囲の人間からも怪しく思われないよう振る舞う必要があります。

浮気調査で重要な張り込みは、ラブホテルなど宿泊施設の張り込みです。ラブホテルに出入りする写真・映像が手に入れば、浮気の有無を知るだけでなくそのものが裁判でも通用する証拠になります。このため、建物の入り口が一か所でなければその入り口すべてに調査員を配置し、必要があれば車のエンジンを切るなどしてカモフラージュしつつ、慎重に行われます。

相手にバレないように情報収集できる「聞き込み」

3つめは聞き込みです。この「聞き込み」を調査対象者本人に行うのではないか、と不安に思って浮気調査に踏み出せないという方もいるかもしれませんが、浮気調査において配偶者本人に直接コンタクトをとることは滅多にありません。本人と接触すればその分事実に限りなく近い手がかりが掴めますが、リスクも高く場合によっては調査中止となることもあるため、ほとんどの探偵はこの手段をとらないでしょう。

聞き込みをする相手は、浮気調査の状況に応じて異なります。一概に「浮気調査だからこの人物に聞き込みが行われる」とは言い切れず、また、周りの人間にも探偵であることを分からせないよう情報を集める技術が必要です。会社関係者であれば怪しまれないように職業を偽ることもありますが、ここでは「すでにある企業の社員だと偽る」ことはできません。また、人対人で行う聞き込みもありますが、場合によっては電話で聞き込みをすることもあります。

聞き込みでは、

・浮気の有無や浮気の頻度

・浮気相手が誰なのか

・周囲からの噂や評判

などを知ることができます。

浮気調査の手段は主にこの3つですが、「たった3つの方法で調べることができるの?」と不思議に思う方もいるかもしれません。単純な手法にも思えますが、だからこそ調査員の技術や経験が問われ、素人には真似できないのが浮気調査です。

夫婦間の浮気=不貞行為の証拠が必要な理由

浮気調査で得られる「浮気の証拠」。これはなぜ必要なのか、ここでは浮気の証拠の必要性をチェックしていきます。

自分からの離婚請求が認められやすい

浮気をしていることが判明すれば、「すぐに離婚したい」と思う方は多いでしょう。しかし、一度結婚すると基本的には双方の同意がなければ離婚はできません。離婚にはその後の生活の条件を決めなくてはならない上、夫婦に子供がいれば養育費をどうするかという問題も生じます。場合によっては離婚調停・離婚裁判にまで発展するため、なかなか離婚を自分ひとりの意思で決めるのは難しいです。

しかし、「どちらか一方に夫婦関係を維持しがたい要因がある」場合は一方からの離婚も通りやすいとされています。浮気は夫婦関係を脅かすれっきとした離婚事由のひとつであるため、浮気の証拠をもとに離婚の話を進めることが可能です。

相手からの離婚が認められにくい

また、夫婦でどちらか一方が浮気をした場合「有責配偶者」になります。有責配偶者とは、浮気に対する慰謝料や賠償などが発生すれば、その責任を追う義務があるものという意味です。この有責配偶者からの離婚は基本的に認められないため、例えば配偶者の浮気が分かり「浮気相手と一緒になりたいから離婚してくれ」という申し出があったとしてもそれに従う必要はありません。

浮気が原因で離婚をするかどうかを決定するのは、常に「浮気された側」にあります。その主張を通すために、浮気の証拠が役立てられるのです。

慰謝料請求が可能になる

浮気=不貞行為は民法上の不法行為であると認められています。浮気された側は、浮気に対する精神的な苦痛を賠償してもらうために慰謝料請求が可能ですが、このとききちんとした証拠があれば慰謝料の請求が認められやすいです。

慰謝料の相場額は100~300万円。この幅は有責配偶者と浮気相手の支払能力にも由来しますが、「長期間にわたる浮気だった」「浮気相手が妊娠している」などの理由で増額することもあります。浮気に対する慰謝料は正しく請求する必要があるため、浮気の証拠は裁判や交渉時に大切です。

夫婦関係を再構築するための材料にもなる

浮気が分かったとしても、必ずしも離婚する必要はありません。夫婦関係を解消すると経済的に貧困になる、子供を育てるために離婚はしない、などの理由で夫婦関係を再構築する方ももちろんいます。ただ、浮気は夫婦における裏切り行為であるため、浮気の問題をあやふやにしたままだと再スタートを切るのは難しいでしょう。

浮気を認め謝罪してもらい、もう一度夫婦関係を見直すためには浮気の証拠が必要です。浮気を認めていないまま話し合いをしたとしても、「やった」「やっていない」の言い合いが続きなかなか進展しないことも考えられます。一度冷静に話し合う環境を整えるためにも、「夫婦以外の第三者から見た浮気の証拠」を用意してみてはいかがでしょうか。

浮気調査は必要?自分でもできる?

探偵が使う3つの浮気調査の方法をお伝えしましたが、「自分でもできそう」と思う方もいるかもしれません。そこで、自分でもできるかどうか、自分で行う浮気調査のリスクについてご紹介します。

基本的には不可能ではない

浮気調査はプロである探偵・興信所に依頼するのがおすすめではありますが、極端に言うと自分で行うのも不可能ではありません。先ほどご紹介した「尾行」「張り込み」「聞き込み」は誰でもやろうと思えばできますし、中には自力で浮気の証拠を揃える方もいます。

しかし、浮気の問題を早く解決するには自分だけの力では少々心もとないと言えるでしょう。尾行にしろ、配偶者をつけている時点でバレる可能性が高かったり、張り込み・聞き込みも普段の生活を維持しながら浮気を調べる時間を捻出したりするのは、現実的ではありません。

集めるためには「違法性のない」方法で

また、浮気調査を行うためには「違法性のない方法」を選ばなくてはなりません。せっかく証拠を入手したとしても、

・相手のスマホに浮気防止アプリを勝手にダウンロードし、浮気の証拠を揃えた→不正アクセス禁止法に触れるおそれ

・自分の自宅に監視カメラや盗聴器を設置し、証拠を揃えた→プライバシー権の侵害にあたるおそれ

など、自分で証拠を集めると法に抵触する可能性が高いです。これを避けて浮気の証拠を集めればよいのですが、こうして考えると「個人でできることは少ない」のが分かりますよね。

また、この浮気の証拠をもとに裁判で離婚について争ったり、慰謝料請求をしたりといったことがあれば違法性のある手段で手に入れた証拠は却下されることもあります。場合によっては相手が「プライバシーの侵害だ」とかえってこちらを訴える可能性も出てくるため、証拠集めの方法はきちんとした知識の元で、かつ、相手にバレないように行う必要があります。

自分で調べる範囲は「浮気の可能性」を確かめる程度でOK

では自分ではできることはないのでしょうか。「浮気を怪しんでいるのに、そのまま見過ごせばいいの?」と悩む方もいるかもしれません。おすすめしたいのは本格的な調査は探偵・興信所などの調査機関に依頼するようにし、自分では配偶者が「いつ浮気しているか」「浮気相手との関係は?」「どんなツールで連絡を取っている?」など、浮気の可能性を確かめる程度にとどめておくことです。

ここでは浮気の可能性が高い配偶者の行動をまとめてみました。当てはまることがないか、チェックしてみてください。

スマホを常に持ち歩いている

浮気相手との連絡は個人で所有しているスマートフォンでやり取りされることがほとんど。操作している画面を家族に隠す必要があるため、浮気をしている方はトイレや浴室の中まで常に携帯しています。「いつもはスマホを放っておくのに、最近はずっと携帯している」といった変化に気付けば、注意しておきましょう。

会社の人間関係が変化した

春に新入社員が入社したり、異動などで配偶者の人間関係に変化があったりしないでしょうか。これまで浮気の心配がなかったとしても、人事異動で出会った新しい関係者と浮気の関係に陥ることはよくあります。また、これまで働いていなかったパートナーが就職したり、転職したりといったタイミングは要注意です。

残業や休日出勤が多い

最近では新型コロナの影響でリモートワークが普及していますが、「週に一度は出勤しなくてはならない」「休日だけ職場に出向く」といったことはないでしょうか。実は、コロナ禍で不規則な勤務体系になったからこそ、仕事を理由に浮気相手と会う方は多くいます。

残業や休日出勤は特に浮気の口実として使われるものであるため、頻繁にあるようなら浮気の可能性を考えてみてもよいかもしれません。

まとめ

今回は探偵が実際に使っている浮気調査の方法、自分で証拠を集めるリスクと、浮気の証拠がどのような場面で役立てられるのかをご紹介しました。実は単純な浮気調査の方法ですが、シンプルであるからこそ素人が真似できず、プロの力が重要になってくるのです。パートナーの浮気を疑ったら自分だけで解決するのは相当リスクが高いもの。一度、周りの力や調査機関を頼るのもひとつの手段です。探偵や興信所では無料で浮気調査の相談ができるため、まずは問い合わせからはじめてみてはいかがでしょうか。

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