探偵・興信所の浮気調査料金は相手に請求可能?依頼をおすすめする理由
自分ではなかなか実現できない配偶者の浮気の有無、浮気相手の素性まで調べてもらえる「浮気調査」。もしパートナーが浮気している可能性があれば、依頼を検討している方もいるのではないでしょうか。とはいえ、浮気調査は決して安くない料金がかかります。それでも依頼をおすすめする理由を、今回は考えていきましょう。これから探偵や興信所の調査を利用したい方は必見です。
「これって浮気調査するべき?」依頼した方が良いケースとは
探偵・興信所に調査を依頼するメリットのひとつに「良い条件で離婚できる」というものがあります。しかし、調査には料金が必要。そのため、依頼する前には浮気調査をするべきかどうか見極める必要があるのです。
まずは、依頼した方が良いケースを見ていきましょう。
パートナーに浮気の可能性がある
確固たる証拠はないけれど、なんとなく「この人浮気しているかも」と思う節はないでしょうか。浮気している既婚者は、
・残業や出張などが増えた
・スマートフォンなど端末を1日中操作している
・服装や態度に変化があった
・休日も何かと理由を付けて家を留守にしがち
・女性が好む話題に詳しくなった
などの特徴が出てきます。人づてに聞いた情報よりも、一緒に暮らす家族の方が変化に気付きやすいため、もし浮気している可能性があれば上に挙げた項目にあてはまることがないか確かめてみましょう。
突然離婚を切り出された
これまで良い夫婦関係を築いていたにもかかわらず、突然離婚を切り出されるのは不倫・浮気が原因である可能性が高いです。さらに、パートナーは浮気相手に夢中になり、今いる家庭を捨てでも一緒になりたいと考えているのかもしれません。
もし離婚を切り出された理由に納得できないのであれば、事実を確かめてみるのもひとつの手段です。浮気調査を依頼して、浮気が発覚すればパートナーだけでなく浮気相手にも慰謝料が請求できます。
浮気に気付いているが証拠が掴めない
慎重な性格の方だと、もし配偶者に浮気がバレていたとしても確定的な証拠を残しません。実は、「パートナーが浮気している証拠」というのは入手するのがとても困難なものです。
・肉体関係を匂わせる証拠(ホテルへ出入りしている写真や映像など)
・関係が1度切りではないという証拠(複数回にわたる肉体関係を匂わせる証拠)
などが、浮気を証明できるもの。ここまでのレベルで証拠を集めないと、相手によっては「浮気していない」と言い逃れされてしまうのです。
そのため、浮気に気付いているけれど証拠が掴めず泣き寝入りする方は多いもの。そんな事態に陥らないためにも、浮気調査の依頼をおすすめします。
探偵に頼んだ浮気調査、料金は相手に支払ってもらえる?
配偶者の浮気が許せない…、だから浮気調査を依頼したい!という方は多いかもしれません。しかし、調査には料金がかかります。調査料金は、
・調査する期間
・調査員の数
・調査する場所
などによって変わってくるため、一概に何円かかるかは言い切れません。相場的に考えても、安くて50万円高いものだと100万円を超えるケースもあるため決して安いものではないのが分かります。
「たった今、大金を用意することができない」と悩む方は、調査依頼を渋ることもあるでしょう。この料金は相手に支払ってもらえるのでしょうか。浮気によって相手に請求できるものをまとめてみました。
損害賠償請求は可能
浮気調査の料金は、「相手の行為によって自分が支払わなければならなかったもの」であるため損害賠償が該当します。この請求が可能かどうかは、以下の2点が当てはまることが条件です。
・浮気調査を依頼する必要があった
・請求した調査費用は適正金額である
もちろん浮気調査にかかった費用すべてを請求できますが、この2点のうちどちらかでも疑問が残るようであれば減額されます。実際に浮気調査の料金を損害賠償として請求した裁判記録も残っていますが、さまざまな状況を考えて満額支払いとなったケースは少ないようです。
例えば、浮気調査の料金は100万円を超えるものもありますが、すぐに証拠を掴むことができたなら50万円で済むはずです。支払う金額は裁判官が決めるため、浮気調査の相場程度しか命じられずなかなか全額を支払ってもらうのは難しいと言われています。
しかし判例によると100万円の損害賠償が認められたものもあるので、一概には言えません。浮気の因果関係をしっかり証明することが重要となります。
慰謝料を請求して調査費用を取り戻すことも可能
では、結局浮気調査を依頼しても損するだけなのでしょうか。実は浮気によって相手に請求できるものは、慰謝料もあります。この慰謝料は100~300万円が相場と言われていますが、浮気した際の状況や相手の年収などによって金額が変化するものです。
また、浮気調査をすると浮気相手の住所や氏名も知ることができます。この氏名と住所があれば、浮気相手にも慰謝料請求が可能。場合にもよりますが、調査費用を取り戻せるケースもあるでしょう。
慰謝料は「浮気によって受けた精神的苦痛」を金銭で償うものです。そのため、
・家族がいると知っていながら浮気を続けた
・浮気継続期間が長い
・浮気相手が配偶者の子供を妊娠している
などの条件が重なれば、より高額となります。
浮気が発覚すれば、浮気調査を依頼せずとも慰謝料請求はできるのですが、浮気相手にも請求するには相当な情報収集が必要ですよね。自分でやるには難しい範囲であるため、まずは浮気調査の依頼を検討しておくべきなのです。
まとめ
探偵や興信所に依頼する浮気調査。料金を捻出するのは難しく、人によっては調査料金がネックとなり依頼を踏みとどまることも多いでしょう。しかし、配偶者の浮気が明らかであれば調査してもらい証拠を集めることで、結果的に料金を取り戻せるケースもあります。浮気されると、「一人で解決しないと」と考える方はとても多いです。精神的負担も考え、一人で悩まず、まずは調査機関の無料相談を利用してみることをおすすめします。